はじめに

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(ユーザインターフェイス)
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{{Title|はじめに}}
 
{{Title|はじめに}}
 
{{Navigation|Category:Manual|Doc:Animation_Basics}}
 
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下のスクリーンショットは、Synfig Studioのウィンドウレイアウトを示しています。
 
下のスクリーンショットは、Synfig Studioのウィンドウレイアウトを示しています。
  
[[File:Interface 0.63.06.png|600px|thumb|center|border|Synfig Studioの初期状態のインターフェイスレイアウト]]
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* {{l|Canvas|キャンバス}} — あなたのアートワークやアニメーション作品が表示されます。
 
* {{l|Canvas|キャンバス}} — あなたのアートワークやアニメーション作品が表示されます。
 
* {{l|Category:Panels|パネル}} — ツールを格納しているパネル、プロジェクトの特定の要素についての情報を表示するパネルや、それらの要素を編集するためのパネルがあります。
 
* {{l|Category:Panels|パネル}} — ツールを格納しているパネル、プロジェクトの特定の要素についての情報を表示するパネルや、それらの要素を編集するためのパネルがあります。
 
  
 
{{Note|注|Synfig Studioのウィンドウ配置は、ツールボックスの{{Literal|File}}メニューから、{{c|Panels|Reset Windows to Original Layout}}を選択することで初期状態(上のスクリーンショットと同様の状態)に戻すことができます。}}
 
{{Note|注|Synfig Studioのウィンドウ配置は、ツールボックスの{{Literal|File}}メニューから、{{c|Panels|Reset Windows to Original Layout}}を選択することで初期状態(上のスクリーンショットと同様の状態)に戻すことができます。}}
 
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中央のウィンドウは{{L|Category:Canvas_Window|キャンバスウィンドウ}}です。Synfig Studioの起動時には、毎回新しいキャンバスウィンドウが開かれます。このウィンドウには、{{l|Root Canvas|ルートキャンバス}}が表示されます。このことは現時点のあなたには大した意味をなしませんが、問題ありません — 今はただ、お見せして回っているだけですから。キャンバスウィンドウの左上隅に、{{l|Canvas Menu Caret|キャレット}}(右向き矢印)の描かれたボタンが見えるはずです。このボタンをクリックすると、{{l|Canvas Menu Caret|キャンバスウィンドウメニュー}}がポップアップします。このメニューは、キャンバス領域内の何も{{l|layer|レイヤー}}がない場所を右クリックすることでも表示させることができます。これで、あなたは一番大事なキャンバスメニューの場所を学びました。いい感じです。
中央のウィンドウは{{L|Category:Canvas_Window|キャンバスウィンドウ}}です。Synfig Studioの起動時には、毎回新しいキャンバスウィンドウが開かれます。このウィンドウには、{{l|Root Canvas|ルートキャンバス}}が表示されます。このことは現時点のあなたには大した意味をなしませんが、問題ありません — 今はただ、あなたをご案内しているだけですから。キャンバスウィンドウの左上隅に、{{l|Canvas Menu Caret|キャレット}}(右向き矢印)の描かれたボタンが見えるはずです。このボタンをクリックすると、{{l|Canvas Menu Caret|キャンバスウィンドウメニュー}}がポップアップします。このメニューは、キャンバス領域内の何も{{l|layer|レイヤー}}がない場所を右クリックすることでも表示させることができます。これで、あなたは一番大事なキャンバスメニューの場所を学びました。いい感じです。
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他の2つのウィンドウ(下と右にあるもの)は、カスタマイズ可能な{{l|dock dialogs|ドッキングダイアログ}}です。各ドッキングダイアログには、複数の{{L|panel|パネル}}が縦か横に並んで収まっています。ドッキングダイアログ内の同じスペースを共有している一部のパネルは、{{l|panel tab|タブ}}をクリックすることで切り替えられます。ドッキングダイアログの内容は、パネルのタブを好きな位置にドラッグして並べ替えることができます。タブをドッキングダイアログの外にドラッグすることで、別のドッキングダイアログを新しく作成することもできます。
 
他の2つのウィンドウ(下と右にあるもの)は、カスタマイズ可能な{{l|dock dialogs|ドッキングダイアログ}}です。各ドッキングダイアログには、複数の{{L|panel|パネル}}が縦か横に並んで収まっています。ドッキングダイアログ内の同じスペースを共有している一部のパネルは、{{l|panel tab|タブ}}をクリックすることで切り替えられます。ドッキングダイアログの内容は、パネルのタブを好きな位置にドラッグして並べ替えることができます。タブをドッキングダイアログの外にドラッグすることで、別のドッキングダイアログを新しく作成することもできます。
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{{l|panel|パネル}}を誤って閉じてしまった(パネルをドッキングダイアログの外へドラッグして新規のドッキングダイアログとして独立させ、それを閉じてしまった)場合でも、心配は要りません。{{l|ツールボックス}}に移動して、そこから{{c|File|Panels}}を選択し、必要なパネルの名前の部分をクリックしてください。
 
{{l|panel|パネル}}を誤って閉じてしまった(パネルをドッキングダイアログの外へドラッグして新規のドッキングダイアログとして独立させ、それを閉じてしまった)場合でも、心配は要りません。{{l|ツールボックス}}に移動して、そこから{{c|File|Panels}}を選択し、必要なパネルの名前の部分をクリックしてください。
  
The most important panels are:
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特に重要なパネルを以下に示します。
  
* {{l|Layers Panel}} — shows you the hierarchy of the layer of your working canvas. It also allows you to manipulate these layers.
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* {{l|Layers Panel|Layersパネル}} — 作業中のキャンバス内のレイヤーの階層構造を表示します。レイヤーを操作することもできます。
* {{l|Parameters Panel}} — shows you the parameters of the layer currently selected. When multiple layers are selected, only the parameters that the selected layers have in common are displayed.
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* {{l|Parameters Panel|Parametersパネル}} — 選択中のレイヤーのパラメータを表示します。複数のレイヤーを選択したときは、それらのレイヤーに共通のパラメータのみを表示します。
* {{l|Tool Options Panel}} — shows you any options specific to the currently selected tool.
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* {{l|Tool Options Panel|Tool Optionsパネル}} — 選択中のツールに特有のオプションを表示します。
* {{l|Navigator|Navigator}} — shows a thumbnail image of what the currently selected canvas looks like. You can also zoom in and move the focus around with this panel.
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* {{l|Navigator|Navigatorパネル}} — 編集中のキャンバスの内容を、サムネイル画像として表示します。表示範囲の拡大や移動の操作も可能です。
* {{l|History Panel}} — shows you the history stack for the current composition. You can also edit the actions in history.
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* {{l|History Panel|Historyパネル}} — 編集中の制作物の、編集履歴の一覧を表示します。また、履歴中のアクションを管理できます。
  
There are also many other {{l|panel|panels}} in Synfig Studio. If you have no idea what a panel does, simply hold your mouse over its icon and a tooltip will pop up describing its function.
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Synfig Studioには、この他にも色々な種類の{{l|panel|パネル}}があります。パネルの機能が不明なときは、パネルのアイコンにマウスオーバーすることで、説明のツールチップを表示させることができます。
  
 
== Under the hood ==
 
== Under the hood ==
  
[[File:Adding-Layer-tutorial-12 0.63.06.png|right|frame|Layers Panel]]
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[[File:Adding-Layer-tutorial-12 0.63.06.png|right|frame|Layersパネル]]
  
Synfig Studio, like most every other competent graphics program, breaks down individual elements of a {{l|canvas|canvas}} into {{l|layer|layers}}. However, it differs from other programs in two major ways:
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Synfig Studioは、他の優れた画像編集ソフトと同様に、{{l|canvas|キャンバス}}内の一つ一つの要素を{{l|layer|レイヤー}}として管理します。ただし、他のソフトと大きく異なる部分が2つあります。
  
# An individual layer in Synfig usually represents a single "Primitive". I.e. a single region, an outline of a region, an imported image, etc... This allows you to have a great deal of flexibility and control. It is not uncommon for a composition to have hundreds of layers (organized into a hierarchy for the artist's sanity of course).
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# Synfigでは通常、各レイヤーはそれぞれ一つの「プリミティブ(基本図形)」 — 単一の連続した領域、領域の輪郭線、インポートした画像など — と対応しています。これにより柔軟かつ繊細なコントロールを可能にしています。1つの構図に何百ものレイヤーが使用されることも珍しくありません(もちろん、アーティストの心の健康を保つため、これらは階層的に管理することができます)。
# A layer can not only add information on top of the image below it, it can also distort and/or modify it in some other way. In this sense, Synfig's Layers act much like filters do in Adobe Photoshop or GIMP. For example, we have a {{l|Blur Layer}}, {{l|Radial Blur Layer}}, {{l|Spherize Layer}}, {{l|Color Correct Layer}}, {{l|Bevel Layer}}, etc...
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# レイヤーは、画像に情報をトッピングしていくだけでなく、ゆがみや変化を加える用途にも利用できます。このとき、SynfigのレイヤーはAdobe PhotoshopやGIMPにおけるフィルターと同様に機能します。そのようなレイヤーとして、{{l|Blur Layer|Blurレイヤー}}{{l|Radial Blur Layer|Radial Blurレイヤー}}{{l|Spherize Layer|Spherizeレイヤー}}{{l|Color Correct Layer|Color Correctレイヤー}}{{l|Bevel Layer|Bevelレイヤー}}などがあります。
  
Each layer has a set of parameters which determine how it behaves. When you click on a layer (either in the Canvas Window, or in the illustrated {{l|Layers Panel}}), you will see its parameters in the {{l|Parameters Panel}}.
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各レイヤーの振る舞いは、複数のパラメータによって決定されています。レイヤーをクリックする(キャンバスウィンドウ上と、右図の{{l|Layers Panel|Layersパネル}}のどちらでも)と、{{l|Parameters Panel|Parametersパネル}}にそれらのパラメータが表示されます。
  
 
== First steps ==
 
== First steps ==
  
Let's create something fun so that we can play with it!
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色々いじって遊べるような面白いものを作ってみましょう!
  
First, go over to the toolbox and click on the {{l|Circle Tool}} (if you don't know which one it is, just mouse over them until you find the one with the tooltip that says "Circle Tool").
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まず、ツールボックスに移動して、{{l|Circle Tool|Circleツール}}をクリックしてください(どれがCircleツールか分からなければ、アイコンにマウスオーバーして、「Circle Tool」というツールチップが表示されるツールを探してください)
  
When you click on the Circle Tool, you should notice that the {{l|Tool Options Panel}} changed. But we'll get to that later.
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Circleツールをクリックした時に{{l|Tool Options Panel|Tool Optionsパネル}}の内容が変化したことに気がついたかもしれませんが、それは後で触れることにします。
  
With the Circle Tool selected, you can now create circles in the {{L|Category:Canvas_Window|Canvas Window}}. This works as you might expect — click on the canvas, drag to change length of the radius, and release the mouse button when you are done. Go ahead and create two circles (or more, if you fancy). If you accidentally release the mouse button before dragging, you end up creating a circle with 0 radius and it is effectively invisible! No need to worry, you can easily fix this. In the Parameters Panel, you can change the parameters of the selected object. If you just made a 0 radius circle, it should be the current selected object. You can change its radius to some value other than 0, say 10, and manipulate it to your liking with the handles later.
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Circleツールが選択されているときは、{{L|Category:Canvas_Window|キャンバスウィンドウ}}の中に円を作成することができます。Circleツールはおそらくあなたの予想通りの動作をします — キャンバス上をクリックして、ドラッグで半径の長さを変更して、目的の長さになったところでマウスボタンを離します。そのまま円を2つ作成しましょう(お好みでたくさん作成しても構いません)。ここで、ドラッグする前に誤ってマウスボタンを離してしまうと、事実上目に見えない半径0の円が作成されてしまいます!でも心配は要りません。これは簡単に直せます。Parametersパネルでは、選択したオブジェクトのパラメータを変更できます。半径0の円を作成したばかりであれば、それが選択されているはずです。半径を0以外の値、例えば10にすれば、後からハンドルを動かして好きな大きさに調整できます。
  
{{Note|Note|Some users might experience the following problem: when you click and drag on the canvas using the Circle Tool, either nothing seems to happen or you end up making insanely huge circles. To fix this go to {{c|File|Input Devices}} and '''disable all the devices''' you can find there. If you have an extended input device that you want to use, such as a pressure-sensitive pen, then enable it in this screen. After this change Synfig will work as expected.}}
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{{Note||Circleツールをオンにしてキャンバス上をドラッグするとき、何も起こらないように見える、あるいは異常に大きな円が作成されるという問題に遭遇するかもしれません。これを修正するには、{{c|File|Input Devices}}を開き、そのダイアログで見つかる'''すべてのデバイスを一旦無効に'''してください。次に、筆圧感知ペンなど入力に使用したい追加のデバイスがあれば、それを有効にしてください。この変更によりSynfigが予想通りの動作をするようになるはずです。}}
Now go back to the toolbox and click on the {{l|Transform Tool}} (the button with the arrow on it). After you do this, click on one of your circles. You will see a "{{l|bounding box|bounding box}}" (which is kind of useless at this point in time, but we digress), a green dot at the center, and a cyan dot on the radius. Those dots are called "{{l|handle|handles}}". If you want to modify the circle, grab a handle and drag it around. Easy!
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ツールボックスに戻って{{l|Transform Tool|Transformツール}}(矢印の描かれたボタン)を選択してください。次に、円を一つクリックしてください。すると、「{{l|bounding box|バウンディングボックス}}(現時点ではなんの役にも立ちません。閑話休題)と、円の中心に緑色の点、円周上にシアンの点が表示されます。これらの点を「{{l|handle|ハンドル}}」と呼びます。円を調整したいときは、ハンドルを掴んでドラッグしてください。簡単!
  
You can select a {{l|layer}} by clicking on it. If you want to select more than one layer, hold down {{Shortcut|ctrl}} key while you are clicking — this works in both the Canvas Window and the {{l|Layers Panel}}. Try it!
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{{l|layer|レイヤー}}は、クリックで選択できます。複数のレイヤーを選択したいときは、{{Shortcut|Ctrl}}キーを押しながらクリックします — この操作はキャンバスウィンドウでもLayersパネルでもできます。トライ!
  
You can also select multiple handles. You can do this in several ways. First, you can hold down {{Shortcut|ctrl}} and individually click the handles that you want selected, but this can be tedious. However, there is a much faster method — just create a selection box by clicking the mouse and dragging it over the handles that you want.
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いくつかの手段により、複数のハンドルを選択することもできます。まず、{{Shortcut|ctrl}}を押しながらハンドルを一つ一つクリックしていくという方法がありますが、煩雑です。そこで、もっと手っ取り早い方法があります — マウスをクリックして選択ボックスを出し、そのままドラッグして、選択したいハンドルを囲みます。
  
Go ahead, select two circles and select all of their handles. With several handles selected, moving one handle will move all of them.
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先に進みましょう。2つの円を選択して、そのすべてのハンドルを選択してください。複数のハンドルを選択しているときに1つのハンドルを動かすと、選択されている他のハンドルもすべて一緒に動きます。
 
<!-- TODO: About rotating and scaling with Ctrl and Alt keys -->  
 
<!-- TODO: About rotating and scaling with Ctrl and Alt keys -->  
  
{{Note|Note|Synfig Studio has an autorecovery feature. If it crashes, even if the current file has not been saved, you will not lose more than 5 minutes of work. At restart it will automatically prompt to recover the unsaved changes. Unfortunately history isn't recovered yet.}}
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{{Note||Synfigには自動復元機能があります。作業中のファイルが未保存のままクラッシュしても、5分より前に行った作業は失われないようになっています。次回起動時に、Synfigは未保存の作業の復元を提案します。残念ながら、編集履歴の復元にはまだ対応していません。}}
The {{l|Rotate Tool|rotate}} and {{l|Scale Tool|scale}} tools work much like the Transform Tool, except in the case where you have multiple handles selected. It is much easier just to try, than read about it. Select a few circles, select all of their handles, and try using the rotate and scale tools.
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{{l|Rotate Tool|Rotateツール}}{{l|Scale Tool|Scaleツール}}はTransformツールとよく似ていますが、複数のハンドルを選択しているときの挙動が異なります。これについては説明を読むより実際に試した方が早いでしょう。円をいくつか選択し、ハンドルをすべて選択してから、RotateツールやScaleツールを使用してみてください。
  
Note that tools manipulating with handles have options associated with them. If a particular tool isn't doing what you want, take a look at the {{l|Tool Options Panel}} to see available options.
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ハンドルを使って操作を行うツールには、その操作に関連したオプションがあることを覚えておいてください。ツールが思い通りの動作をしないときは、利用可能なオプションを{{l|Tool Options Panel|Tool Optionsパネル}}で確認してください。
  
== Linking ==
+
== リンク ==
  
Now let's try {{l|linking|linking}}. Suppose we always want these two circles to be the same size. Select two circles, and then select both of their radius handles (the cyan dots).
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{{l|linking|リンク}}機能を試してみましょう。ここにある2つの円を、両方とも同じサイズにしたくなるのが人の性分というものでしょう。2つの円を選択して、その両方の半径のハンドル(シアンの点)を選択してください。
  
To select multiple handles, either drag a rectangle around them, or select the first one, then hold the {{Shortcut|ctrl}} key while selecting the rest.  Once you have the two radius handles selected, right click on either of them and a menu will pop up. Select {{Literal|Link}}. Boom. The parameters are linked together. You can prove it to yourself by selecting just one of the circles and changing its radius &mdash; the other one will change as well. Neat stuff, eh? This is how {{l|Outline Layer|outlines}} are attached to their {{l|Region Layer|regions}} &mdash; but we're getting ahead of to the chapter.
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複数のハンドルを選択するには、ドラッグしてそれらを囲むように矩形を作成するか、まず1つハンドルを選択してから、{{Shortcut|Ctrl}}キーを押しながら残りを選択します。半径のハンドルを2つとも選択できたら、どちらかを右クリックしてください。すると、メニューがポップアップするので、{{Literal|Link}}を選択します……ドン! パラメータがリンクされました。どちらか一方の円の半径を変更すると、もう一方の円の半径も自動的に変更されることがお分かりいただけるはずです。ステキだと思いません?{{l|Outline Layer|輪郭線}}{{l|Region Layer|領域}}はこのようにして連動しています &mdash; が、今はとりあえずこの章の続きを進めていくことにします。
  
Linking is a fundamental concept in Synfig. You can create links not only for handles, but also between parameters as well by selecting multiple layers, right clicking on the parameter in the Parameters panel, and selecting {{Literal|Link}}.
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リンクは、Synfigの基礎的なコンセプトの1つです。ハンドル同士をリンクさせるだけでなく、複数のレイヤーを選択した状態で、Parametersパネル上でパラメータを右クリックして{{Literal|Link}}を選択することで、パラメータ同士をリンクさせることもできます。
  
 
== Color selection ==
 
== Color selection ==

Latest revision as of 12:40, 30 April 2015

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ユーザインターフェイス

下のスクリーンショットは、Synfig Studioのウィンドウレイアウトを示しています。

Synfig Studioの初期状態のインターフェイスレイアウト


Synfig Studioの主なインターフェイスコンポーネントは次のとおりです。

  • ツールボックス — Synfig Studioのメインウィンドウ。システムメニューおよびボタン、アートワーク制作に必要なツールなどを備えています。このウィンドウを閉じるとアプリケーションが終了します。
  • キャンバス — あなたのアートワークやアニメーション作品が表示されます。
  • パネル — ツールを格納しているパネル、プロジェクトの特定の要素についての情報を表示するパネルや、それらの要素を編集するためのパネルがあります。

Synfig Studioのウィンドウ配置は、ツールボックスの"File"メニューから、"Panels → Reset Windows to Original Layout"を選択することで初期状態(上のスクリーンショットと同様の状態)に戻すことができます。
note end

中央のウィンドウはキャンバスウィンドウです。Synfig Studioの起動時には、毎回新しいキャンバスウィンドウが開かれます。このウィンドウには、ルートキャンバスが表示されます。このことは現時点のあなたには大した意味をなしませんが、問題ありません — 今はただ、お見せして回っているだけですから。キャンバスウィンドウの左上隅に、キャレット(右向き矢印)の描かれたボタンが見えるはずです。このボタンをクリックすると、キャンバスウィンドウメニューがポップアップします。このメニューは、キャンバス領域内の何もレイヤーがない場所を右クリックすることでも表示させることができます。これで、あなたは一番大事なキャンバスメニューの場所を学びました。いい感じです。

他の2つのウィンドウ(下と右にあるもの)は、カスタマイズ可能なドッキングダイアログです。各ドッキングダイアログには、複数のパネルが縦か横に並んで収まっています。ドッキングダイアログ内の同じスペースを共有している一部のパネルは、タブをクリックすることで切り替えられます。ドッキングダイアログの内容は、パネルのタブを好きな位置にドラッグして並べ替えることができます。タブをドッキングダイアログの外にドラッグすることで、別のドッキングダイアログを新しく作成することもできます。

パネルを誤って閉じてしまった(パネルをドッキングダイアログの外へドラッグして新規のドッキングダイアログとして独立させ、それを閉じてしまった)場合でも、心配は要りません。ツールボックスに移動して、そこから"File → Panels"を選択し、必要なパネルの名前の部分をクリックしてください。

特に重要なパネルを以下に示します。

  • Layersパネル — 作業中のキャンバス内のレイヤーの階層構造を表示します。レイヤーを操作することもできます。
  • Parametersパネル — 選択中のレイヤーのパラメータを表示します。複数のレイヤーを選択したときは、それらのレイヤーに共通のパラメータのみを表示します。
  • Tool Optionsパネル — 選択中のツールに特有のオプションを表示します。
  • Navigatorパネル — 編集中のキャンバスの内容を、サムネイル画像として表示します。表示範囲の拡大や移動の操作も可能です。
  • Historyパネル — 編集中の制作物の、編集履歴の一覧を表示します。また、履歴中のアクションを管理できます。

Synfig Studioには、この他にも色々な種類のパネルがあります。パネルの機能が不明なときは、パネルのアイコンにマウスオーバーすることで、説明のツールチップを表示させることができます。

Under the hood

Layersパネル

Synfig Studioは、他の優れた画像編集ソフトと同様に、キャンバス内の一つ一つの要素をレイヤーとして管理します。ただし、他のソフトと大きく異なる部分が2つあります。

  1. Synfigでは通常、各レイヤーはそれぞれ一つの「プリミティブ(基本図形)」 — 単一の連続した領域、領域の輪郭線、インポートした画像など — と対応しています。これにより柔軟かつ繊細なコントロールを可能にしています。1つの構図に何百ものレイヤーが使用されることも珍しくありません(もちろん、アーティストの心の健康を保つため、これらは階層的に管理することができます)。
  2. レイヤーは、画像に情報をトッピングしていくだけでなく、ゆがみや変化を加える用途にも利用できます。このとき、SynfigのレイヤーはAdobe PhotoshopやGIMPにおけるフィルターと同様に機能します。そのようなレイヤーとして、BlurレイヤーRadial BlurレイヤーSpherizeレイヤーColor CorrectレイヤーBevelレイヤーなどがあります。

各レイヤーの振る舞いは、複数のパラメータによって決定されています。レイヤーをクリックする(キャンバスウィンドウ上と、右図のLayersパネルのどちらでも)と、Parametersパネルにそれらのパラメータが表示されます。

First steps

色々いじって遊べるような面白いものを作ってみましょう!

まず、ツールボックスに移動して、Circleツールをクリックしてください(どれがCircleツールか分からなければ、アイコンにマウスオーバーして、「Circle Tool」というツールチップが表示されるツールを探してください)。

Circleツールをクリックした時にTool Optionsパネルの内容が変化したことに気がついたかもしれませんが、それは後で触れることにします。

Circleツールが選択されているときは、キャンバスウィンドウの中に円を作成することができます。Circleツールはおそらくあなたの予想通りの動作をします — キャンバス上をクリックして、ドラッグで半径の長さを変更して、目的の長さになったところでマウスボタンを離します。そのまま円を2つ作成しましょう(お好みでたくさん作成しても構いません)。ここで、ドラッグする前に誤ってマウスボタンを離してしまうと、事実上目に見えない半径0の円が作成されてしまいます!でも心配は要りません。これは簡単に直せます。Parametersパネルでは、選択したオブジェクトのパラメータを変更できます。半径0の円を作成したばかりであれば、それが選択されているはずです。半径を0以外の値、例えば10にすれば、後からハンドルを動かして好きな大きさに調整できます。

Circleツールをオンにしてキャンバス上をドラッグするとき、何も起こらないように見える、あるいは異常に大きな円が作成されるという問題に遭遇するかもしれません。これを修正するには、"File → Input Devices"を開き、そのダイアログで見つかるすべてのデバイスを一旦無効にしてください。次に、筆圧感知ペンなど入力に使用したい追加のデバイスがあれば、それを有効にしてください。この変更によりSynfigが予想通りの動作をするようになるはずです。
note end

ツールボックスに戻ってTransformツール(矢印の描かれたボタン)を選択してください。次に、円を一つクリックしてください。すると、「バウンディングボックス」(現時点ではなんの役にも立ちません。閑話休題)と、円の中心に緑色の点、円周上にシアンの点が表示されます。これらの点を「ハンドル」と呼びます。円を調整したいときは、ハンドルを掴んでドラッグしてください。簡単!

レイヤーは、クリックで選択できます。複数のレイヤーを選択したいときは、Ctrlキーを押しながらクリックします — この操作はキャンバスウィンドウでもLayersパネルでもできます。トライ!

いくつかの手段により、複数のハンドルを選択することもできます。まず、Ctrlを押しながらハンドルを一つ一つクリックしていくという方法がありますが、煩雑です。そこで、もっと手っ取り早い方法があります — マウスをクリックして選択ボックスを出し、そのままドラッグして、選択したいハンドルを囲みます。

先に進みましょう。2つの円を選択して、そのすべてのハンドルを選択してください。複数のハンドルを選択しているときに1つのハンドルを動かすと、選択されている他のハンドルもすべて一緒に動きます。

Synfigには自動復元機能があります。作業中のファイルが未保存のままクラッシュしても、5分より前に行った作業は失われないようになっています。次回起動時に、Synfigは未保存の作業の復元を提案します。残念ながら、編集履歴の復元にはまだ対応していません。
note end

RotateツールScaleツールはTransformツールとよく似ていますが、複数のハンドルを選択しているときの挙動が異なります。これについては説明を読むより実際に試した方が早いでしょう。円をいくつか選択し、ハンドルをすべて選択してから、RotateツールやScaleツールを使用してみてください。

ハンドルを使って操作を行うツールには、その操作に関連したオプションがあることを覚えておいてください。ツールが思い通りの動作をしないときは、利用可能なオプションをTool Optionsパネルで確認してください。

リンク

リンク機能を試してみましょう。ここにある2つの円を、両方とも同じサイズにしたくなるのが人の性分というものでしょう。2つの円を選択して、その両方の半径のハンドル(シアンの点)を選択してください。

複数のハンドルを選択するには、ドラッグしてそれらを囲むように矩形を作成するか、まず1つハンドルを選択してから、Ctrlキーを押しながら残りを選択します。半径のハンドルを2つとも選択できたら、どちらかを右クリックしてください。すると、メニューがポップアップするので、"Link"を選択します……ドン! パラメータがリンクされました。どちらか一方の円の半径を変更すると、もう一方の円の半径も自動的に変更されることがお分かりいただけるはずです。ステキだと思いません?輪郭線領域はこのようにして連動しています — が、今はとりあえずこの章の続きを進めていくことにします。

リンクは、Synfigの基礎的なコンセプトの1つです。ハンドル同士をリンクさせるだけでなく、複数のレイヤーを選択した状態で、Parametersパネル上でパラメータを右クリックして"Link"を選択することで、パラメータ同士をリンクさせることもできます。

Color selection

Let's say you want one of the circles to be a different color. If you look in the toolbox below the tools, you'll see the outline/fill color selector, the outline width selector, and some other stuff like the default blend method and gradient. The outline/fill color widget works exactly as you might expect — you can click on the fill color, and a modest color chooser will appear. Now you can change the color pretty easily.

But sometimes you just want to click on a color and go. This is where the palette editor tab comes in.

Click on the Palette Editor panel tab and have a look — it's the one with the palette-ish looking icon. Clicking on colors with the left mouse button will immediately change the default outline color and clicking with the middle mouse button will change fill color.

That's all great, but we still haven't changed the color of the circle. There are three ways to do this. The first is to click on the "Fill Tool" from the toolbox, and then click on the circle in the Canvas Window. Boom. Circle changes color. This works with more than just circles. Also, you can select the circle layer you want to modify, go to the Parameters panel, right-click on the Color parameter and select "Apply Fill Color" or "Apply Outline Color" at you preference. Or simply double-click on the "Color" parameter - a color selector dialog will show up, and you can just tweak away.

Try playing around with the circles for a bit. Muck around with the parameters, and see what happens. To get you started, try out to set the Feather Parameter to 5.

Digging deeper

Of course, so far you just found out how to use the basic features of Synfig Studio but not how you animate a drawing. This is covered in the next section.

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